口腔内の菌バランスが歯周病に与える影響とは?

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口腔内の菌バランスが歯周病に与える影響とは?

口腔内の菌バランスが歯周病に与える影響とは?

 

 

山手歯科クリニック戸越公園です。
歯周病は、歯茎や歯を支える骨に影響を与える慢性的な炎症性疾患であり、主に口腔内の菌バランスの乱れが原因です。この記事では、歯周病と口腔内の菌バランスの関係について詳しく解説します。

 

1. 口腔内の菌バランスとは?

口腔内には多くの細菌が存在し、これらは常にバランスを保ちながら共存しています。健康な口腔環境では、善玉菌と悪玉菌のバランスが取れており、歯や歯茎は健康を保ちます。

 

善玉菌
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、口腔内の健康を維持するために重要な役割を果たします。これらの菌は、悪玉菌の増殖を抑制し、口腔内の環境を整えます。

 

悪玉菌
歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌は、歯や歯茎にダメージを与える原因となります。悪玉菌が増殖すると、歯周病や虫歯が進行しやすくなります。

 

2. 菌バランスの乱れが引き起こす歯周病

口腔内の菌バランスが乱れると、悪玉菌が増殖し、歯周病のリスクが高まります。

 

歯周病菌の増殖
歯周病菌は、歯垢や歯石の中で増殖し、歯茎に炎症を引き起こします。これにより、歯茎が赤く腫れたり、出血しやすくなります。

 

歯周ポケットの形成
歯周病が進行すると、歯と歯茎の間に深いポケットが形成され、さらに細菌が繁殖しやすくなります。これが進行すると、歯を支える骨が減少し、歯が動揺しやすくなります。

 

3. 菌バランスを整えるための対策

口腔内の菌バランスを整えるためには、日常的なケアが欠かせません。

 

正しいブラッシング
歯垢をしっかりと除去するために、正しいブラッシング方法を身につけましょう。特に歯と歯茎の境目を丁寧に磨くことが重要です。

 

デンタルフロスの使用
歯間の汚れを取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。これにより、歯周病菌の増殖を防ぐことができます。

 

バランスの取れた食事
口腔内の健康を保つためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。特にビタミンCやカルシウムを含む食品を積極的に摂取しましょう。

 

プロバイオティクスの摂取
乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを含む食品を摂取することで、善玉菌の増殖をサポートし、口腔内の菌バランスを整えることができます。

 

4. 定期的な歯科検診の重要性

定期的な歯科検診を受けることで、早期に菌バランスの乱れを発見し、適切な対策を講じることができます。

 

プロフェッショナルクリーニング
歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングにより、歯垢や歯石を徹底的に除去します。これにより、菌バランスを整え、歯周病の進行を防ぐことができます。

 

歯科衛生士のアドバイス
歯科衛生士から日常の口腔ケア方法についてアドバイスを受けることで、効果的なケアを実践できるようになります。

 

【まとめ】

歯周病は、口腔内の菌バランスの乱れが主な原因となる疾患です。正しい口腔ケアとバランスの取れた食事、定期的な歯科検診を通じて、菌バランスを整え、歯周病を予防することが重要です。

 

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