2021/07/11
山手歯科クリニック戸越公園です。
本日は歯の構造ついてお話しします。
『エナメル質』
体の中で一番硬く、密度が高い組織。
ほとんどが無機質からできていて、細菌の好む有機質はほとんど含んでいません。
そのため、再石灰化(再生)はわずかにおこりますが、むし歯の進行は遅いのが特徴です。
『象牙質』
細い管状の構造をしています。
有機質を多く含んでおり、やわらかい組織のため、細菌が進入しやすく中で増殖しやすい。
そのためむし歯の進行は早く、大きくなると痛みを感じることもあります。
※再生は起こりません。
『歯髄』
痛みを感じる神経や栄養供給をする血管。
ほとんどが、有機質からできており、細菌が歯髄に進入してくると激しい痛みを感じるようになります。
※再生は起こりません。
『歯根膜』
歯と骨の硬い組織の中にはさまれていて、クッションの働きをしています。
歯ざわり、噛み応えなどを感じることができ、噛んで痛みを感じるときには、この部分に炎症があります。
※再生能力はそれほど高くありません。
『セメント質』
エナメル質と比べると硬さも密度も劣りますが、再生能力は高く、歯肉が下がってセメント質が出てくると、密度が低いため温度による痛みが出てくることがあります。
これを知覚過敏といいます。
『歯槽骨』
歯を支えている骨。
歯肉に細菌が進入して炎症が起こると骨は溶けてしまい、支えを失った歯はぐらぐらしてきます。
※再生能力は高くありません。
『歯周ポケット』
歯と歯肉の接着部位。
まるでポケットのように少しくぼんだ溝になっています。
歯周病はここから細菌が進入して、進行していきます。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
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