咀嚼の10個の役割①

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咀嚼の10個の役割①

 

山手歯科クリニック戸越公園です。

健康をキープするためには咀嚼力が非常に重要です。
そして歯がなくなってしまった際の治療方法の一種であるインプラントにより、咀嚼力を保つことができます。

そこで本日は咀嚼の役割についてお話ししていきます。

 

1:食べ物を飲みやすくする

前歯で食べ物を細かくちぎり、奥歯ですり潰します。咀嚼とは、この奥歯ですり潰す工程のことなのです。
前歯も奥歯もあるからこそ咀嚼ができます。前歯が存在しなければ、咀嚼にかなりの時間を要することになります。

 

2:消化吸収を助ける

咀嚼をするときに、涎が出ています。そして食べ物は涎と混ざることで柔らかくなり、食道を進みやすくなります。また、涎自体に消化酵素が入っています。

そのため咀嚼が足りないと涎も少なくなってしまい、上手く飲み込めなくなり、嚥下障害などが発生しやすくなってしまいます。

また、ご自身で「何回も噛む」という意識を持って食事をすることも大事です。

 

3:歯周病や虫歯を防止する

涎には抗菌物質が入っていますから、咀嚼で涎を多く発生させることで歯周病や虫歯の原因菌を抑えることができます。
裏を返すと咀嚼力が低下すれば、歯周病や虫歯になりやすくなってしまうということです。

 

4:会話しやすくなる

咀嚼によってアゴが動くことで、舌・頬・唇などの筋肉を鍛えることができます。
そして咀嚼力が落ちてしまえば、舌や頬の筋肉の動きが鈍くなって、話しにくくなります。
表情筋も弱くなりますから、表情が乏しくなります。

表情が薄くなると他人に暗い印象を与えてしまう可能性もあります。

 

5:成人病のリスクを下げる

しっかり噛むことで満腹感を覚えやすくなりますから、食べ過ぎを防止して、太りにくくすることができます。肥満によって血糖値が上がり、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクも上がりますから、これは非常に重要なことです。

ただ、脳が満腹を感じるまでには、15分~20分程度かかります。そのためよく噛むだけでなく、早食いを避けることも心がけてください(噛む回数が多ければそれだけ食事の時間も長くなりやすいですが)。

 

残りの5つは次回お話ししますね。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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